恋愛なんてゲームだ!
「え、みんなも掲示板のこと知ってるの!?」
「当たり前じゃん。この話でうちのクラス、大騒ぎしてるし!」
ふーん。狙い通り。
「姫乃、この話、ほんとなの?」
入学式の時に1番最初に話しかけた男子が聞いてきた。まあ、当然の反応だね。私の事好きだし。
「うん…そうみたい…私もよくわかんないんだけど…親がきめちゃって…」
「ふーん、そうなんだ。大変だね。」
授業を普通に受けてた。というか授業なんて聞いてないんだけどね。簡単すぎる。
「キャー!カッコいい!」
「あの美人チョーカワイー!」
なんか廊下で先輩たちが騒いでる…って莉乃と詩音じゃん!学校には秘密だったのに…
「綾瀬さんー福田ー松下ー松田ーちょっときてー」
は?なんで?今からお昼ご飯食べたいんですけどー
「何でしょうか。なんで莉乃と詩音がいるの?」
「お迎えに上がりました。」
は?いっつも詩音は言葉が足りないの!意味わかんない!
「綾瀬さん…声に出てるし詩音さんしょんぼりしてるよ…」
「え?まあ、気にしないで。で、莉乃、説明してちょうだい。。」
「奥様よりお手紙をお預かりしております。これをお読みになってからご説明したほうがよろしいかと。」
【姫乃へ☆
今日から姫乃と翔央君とひなた君と龍太郎くんには同居してもらいまーす!
えっと…何書けばいいか忘れた!ま、頑張れ~!姫乃がちゃんとご飯作ってあげるんだよ!ママより】
「はぁぁぁぁ~!?」
「え!?そんなにすごい内容なの!?」
「え?あ、龍みる?」
「…うん、知ってる。ってか松下君、引っ越したって言ってたよね。」
「えええええええ~!うそ…ねえ莉乃…私今日眼科に行ったほうがいいかも。
おかしな文がちらほら見える…」
「姫乃様、現実です。なんなら私が朗読いたしましょうか?」
「ね~え~!どういうことよ!!!朗読はいいから私のわかるように説明しなさいよ。」
「ハイ。婚約者候補の皆様と一緒にお住みになったほうがゆっくりお決めになれるだろうという奥様の計らいです。
ちなみに旦那様には内緒です。ま、いつかバレるでしょうが。」
「ちょっと待っていただいてもよろしいでしょうか。そのお話によると生徒だけで生活するように聞こえますが。」
「先生のご心配は無用です。姫乃様はいろいろやばいので。」
ねえ、それどういうことよ!っていうか先生いたんだ。
「というわけで皆様、今から新しい屋敷に向かいますのでご帰宅のご準備をお願いします。」
「はいはーい。詩音、めんどくさいから取り来て。」
「キャー!イケメンが教室に入ってきた~!」
美咲、マジでうるさい。
「姫乃様、これだけでしょうか?」
「キャー!姫乃様だって!」
「うるさい。少し黙れば。おい、姫乃行くぞ。」
「詩音、よかったね。カッコいいだって。じゃあ行こ!詩音を置いて行こ!」
「ちょっと、姫乃様~!」
あーうるさい!!めんどくさい!!イライラする!!!
「こちらになります。」
そう言って莉乃に連れていかれたのは学校から徒歩1分の屋敷。1分っていうか目の前。
「私の部屋どこ?」
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