恋愛なんてゲームだ!
「えっそうなの!?
で、でも全部やってもらうのはさすがにだめだよ…」
「いいよ、大丈夫。いつもサッカー部大変そうだな、って思ってたから。
少しでも大橋君の役に立ちたいの…ダメ…?」
ウルウル目で上目遣いのWパンチ。絶対に効く。これが通じないの優星と涼真だけだもん。
「わかったよ…」
「ありがとう!
それと、今日は初めての終業式で何をするかわからないから皆に身だしなみチェックをしよう。
先生にHRの使用許可もらってくるね。」
うちのサッカー部、弓道部、剣道部は運動神経はもちろん、学力がないと入れない。
だから、入部していると学力があるという証拠になる。
教室を出て職員室へ。まあ当然ok。それどころか他学年の先生に褒められた。
「今日は私たち、学級委員がHRさせていただきます。
まず今日は終業式です。私達は初めての終業式です。
上層部の方も来られるそうなので身だしなみチェックを行います。
女子は前、男子は後ろで検査を行います。
といっても急遽なので違反報告は行いませんが、みなさんを信じて行います。では出席番号順に並んでください。」
「うわ、流石学級委員。こんな仕事よくやるね。この噂も広げようか?」
私が抜けた出席番号1番の美咲がいう。
「もう、なに言ってるの?これは学級委員としての当たり前の仕事。
美咲、まずは髪の毛ね。よしOK!
校章入りの靴下?」
「うん。」
「ネクタイ、ブレザー…OK。席に戻っていいよ。」
そして女子は終了。男子のほうへ向かう。
「大橋君、男子は終わったよ。あとは…5人だね。私も後ろからチェックしていくよ。」
1番最後は淳。山本だしね。
「淳、チェック始めるよ。
髪の毛はOKって寝ぐせついてるよw今日寝坊でもした?」
「そー。寝坊して電車目の前で行って、いつもの1本後にのった。」
「へーギリギリじゃん。よかったね。スクバ乗れて。
つぎ靴下見せて。指定色のやつはいてる?」
「うん。紺色。」
「OK!もう戻っていいよ。
次ー龍。やるよ。さっき髪の毛みたから、大丈夫。
靴下は確か黒だったね!OK。ネクタイ、ブレザー、よしOK!」
「姫乃、ありがと。」
「いーえ!これも学級委員の仕事ですから!
次~ひなた、こっち向いて!」
「んー?なんか言った?」
「うん、言った。まあこっち向いたからいいけど。」
後ろからチェックをしていく。
「よし、綾瀬さん、終わりだよ。」
「わかった。先生、全員終わりました。誰一人違反はいませんでした。」
「了解。2人ともありがとう。転入生が来ても安心して任せられそうだ。」
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