王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
「エミリー、このくらいでいいか?」
「どれ? あ、もっと細かくサラサラの粉末状になるまでお願い」
「分かった」
ミハルは私の指示に沿い、忠実に作業を熟してくれた。
そうして一晩を掛けて作業して、翌朝には妹さんの為の薬が全て整った。
「これを毎食後に飲んでね。それでこれは、苦しいなって感じたらすぐに飲んでね」
「うん、分かった。ありがとうお姉さん」
妹さんは幼いながらに、素直に私の説明を聞いてくれた。私はミハルとお母様にも、同じ説明をした。お父様は既に仕事に出掛けた後で、不在だった。