王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
私はフレデリック様の言葉を話半分に聞きながら、調理台の横のかまどで、鍋にお湯を沸かしはじめる。雨で気温が下がり始めてきた。
そんな時は、熱いお茶で体の芯から温まるに限る。
そんな私の様子を、フレデリック様がジイッと見つめていた。
「フレデリック様、よかったら座って待っていて下さい。お茶の一杯も、淹れますから」
私はフレデリック様に、食卓の椅子を指し示す。
「あぁ」
フレデリック様は返事こそしてみせたものの、私を見つめたままそこから動こうとはしなかった。
……ふむ。
こうもジィっと見られていては、そわそわとして落ち着かない。