王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~


「……お茶とは紅茶ではないのか? その茶葉は見慣れぬな? しかもなにやら、刺激的な匂いがするぞ」

 フレデリック様の言葉に苦笑が浮かぶ。

「生憎と、紅茶や珈琲といった嗜好品は揃えてません。ここに備蓄する茶葉は全て、周辺で採れたものばかりです。ちなみにこれは、ドクダミ茶です」
「ドクダミ?」

 ドクダミの件でフレデリック様の眉間に皺が寄る。若干その口元も、ヒクヒクと引き攣っている。

「はい。ちょっとクセは強いんですが、体が温まりますし、鼻づまりや鼻炎なんかには最適のお茶です。なにより元手がゼロで、幾らでも取り放題なのが一番気に入ってる所です」

 そうこうしてる内に、お湯が沸く。



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