王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
「そうか……。ありがたくいただこう」
しかし、フレデリック様の実際の反応は予想外のものだった。
フレデリック様は静かに頷くと、迷いのない手つきで蜂の子を摘まみ上げた。
そうしてその口に放り入れると、噛みしめるように長い事咀嚼して、ゆっくりと飲み込んだ。
フレデリック様が躊躇なく蜂の子を口にするのを、私は複雑な思いで見つめていた。
……うそ。なんで?
かつて、村長の元を訪れた王都の下級役人は、出されたヨモギ茶と椎の実に激昂した。下級役人ですら、そんなありさまだったのだ。