王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
「……ふぅ~ん」
!!
今度は一転、アイリーンはしたり顔で私をジーっと見つめた。
コ、コワイ! なんだか背筋がゾクッとする!?
「ア、アイリーン?」
「ねぇエミリー、三歩譲ってエミリーにその気がなくても、フレデリック殿下はそうじゃないと思うわよ」
うっ!!
どうして色恋沙汰の永久放棄を宣言してるアイリーンが、こうも的確に的を射た発言をしてくるのか!?
「だって、相手は完全無欠のフレデリック殿下よ? 間違ったってハンカチなんて落とす訳がないじゃない。それ、明らかにツバ付けてったのよ。たとえフレデリック殿下だとは分からなくとも、男物のソレを置いていく事で、牽制になると思ったのよ」