担当の営業社員は傲慢でした。【短編】
「亀が休んだせいで仕事溜まりまくってんの。
さっさと仕事して?」

「……もううんざり」

「なに?」

不思議そうに顔を覗き込むあいつに小さくため息をついた。
そのまま無視して足早に課長席に向かう。

「課長。
お話が」

「えっ、あっ、三連休じゃ足りなかった?」

やはり課長は両手を前に出してまあまあと私を宥めながら、ちらちらとあいつの方を見ている。

「鶴沢さんの補佐、外してください。
ダメなら会社、辞めます」

「ちょっ、ちょっと待ってよ!
亀ヶ谷さん!」

辞めると云った途端、課長が悲痛な叫び声をあげた。
同時に隣に立ってたあいつからは小さく舌打ちの音。
私が辞めることが、そんなに問題?
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