MAN of DESTINY王太子の執拗な求愛


あの夜、光が美桜の部屋から反応した。

驚いてみんなを呼んだ。
美桜は疲れて寝てたが間違い無く
シャロンだった。


あの部屋は
シャロンを迎える為
用意した物なんだよ。

タニアは、
シャロンの好きな色で家具を用意し、
アリアは今若い子が着ている服を
集めて買ってきた。

私は美桜の教育をしようと決めていた。

大好きな旦那様、奥様の代わりにね。
シャロンが何時来てもいいようにね。

「あ、でも」
美桜はすまなそうに呟いた.

「デモ?」
六人は、一斉に思わずハモって首をかしげた。

「アイツ、嫌いですもん。」

六人とも目をバッと見開き驚いた。

食事をしながら、話たとおりですよ。

美桜は、思いだしたように

"(ฅº¦ºฅ)"あっ!!
「スープ、スープとキッチンへと
走って行った。」

タニアが、
「いやなのを無理に
結婚させるのもねー」
 と言った。

三人よれば文殊の知恵とゆうくらいだ、
魔女三人で頭をひねった。

それからタニアが美桜に聞いた。

「万がいち、嫌なら薦めない。
 3ヶ月だけ!!
 城勤めをして、決めてみない?」

おっとりしたタニアは、
今オムリー侯爵の妻だ。
昨日慌てて婚姻をした。

もともと40歳のオムリー侯爵は 
年上のタニア(推定48)にお熱だった、
しかしタニアは年が離れていると
断り続けていた。

だが美桜を養女に迎える事を条件に
プロポーズを受け入れた。

よって、美桜は、
タニアの連れ子として
城勤めが出来る。

「3ヶ月我慢すれば
皆諦めてくれるの?」

うんうんと頷く面々を見て

「じゃあ・・・

3ヶ月だけ」

と渋々引き受けた。
髪が伸びる、1ヶ月後。

皆がそれで納得してくれるならば!

それから、とチャールズが口を
開いた。

「明日殿下が一斉にテストして
上位10名と
騎士団、護衛でチームを作るそうだ。 多分虱潰しに美桜を捜すつもりだ!」

「ゲツΣ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!
あいつ、しっけー。」

美桜はうんざりとした顔をする。
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