クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
ふてぶてしくフッと笑ってみせれば、左京は引き気味に言う。
『なんか今夜は珍しく攻めるな。俺に頼みって?恋の相談ならいつでも乗るけど』
いつものこいつの軽口をスルーして、手短に要件を伝えた。
「明日……いや、もう今日か。俺の代わりに雑誌の対談インタビューの仕事やって欲しい。相手は、NEWS11のニュースキャスター、大沢奈津子」
キャスターの名前に左京は興味を持ったようで、俺の話に食いつく。
『へえ、お前そんな仕事受けてたのかあ。なっちゃんっていい女だよな。そんな美味しい仕事なんでやんないの?』
「うちの猫が病気で危ないんだ」
嘘も方便。
俺を冷やかすネタは与えない。
『猫ねえ。もう飼わないって高校の時宣言してなかったか?』
俺の説明を怪しむ左京。
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