クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
「先生……これ?」
「今日誕生日だろ?早くろうそくの火消さないと、ケーキが燃えるぞ」
優しく笑えば、綾香も嬉しそうに目を輝かせて、ろうそくの炎を消した。
「おめでとう!」と男三人で声をかけると、彼女はハニカムように微笑む。
「ありがとうございます。こんな風にお祝いしてもらうのってすごく久しぶりで……」
「綾香ちゃん、いくつになったの?」
女性との距離を詰めるのが得意な左京は、もう彼女を下の名前で呼ぶ。
「え?あっ……二十一です」
下の名前で呼ばれ、戸惑いながら答える綾香。
「いいねえ。これからだね。悪い男に引っかかっちゃダメだよ。青山先生みたいな」
ククッと笑って、左京は綾香をからかう。
「青山先生は悪い男なんかじゃありません。私が病気の時も親身にお世話をしてくれて……あっ!!」
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