クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
彼女に食べられた指をペロッと舐めると、微かにチョコの味がする。
「あの……すみません。すぐに退きます」
あたふたする綾香をガシッとホールドして、彼女を見つめた。
その綺麗な琥珀色の瞳に俺が映っている。
彼女に会った時から俺は捕らわれていたのかもしれない。
「そのチョコ、俺にも分けてよ」
綾香の頭をガシッと掴んでその柔らかい唇に口づけると、彼女は「んん……」とくぐもった声を上げた。
甘いーー。
チョコってこんなに甘かったんだ。
キスを終わらせ、彼女の頬に手を添える。
「これなら美味しく食べられる」
満足気に微笑めば、綾香はハッと我に返ってボコボコ俺の胸を叩いた。
「もう先生、キスしてチョコ食べないで。恥ずかしいじゃないですか〜!」
その反応が可愛くて、見てると心が和む。
< 94 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop