今日もたっくんに溺愛されちゃっています。〜結婚生活編〜
「たっくん…写メ撮っていい?」
「写メって…まさかこの姿を?」
「うん。目に焼き付けるだけじゃ足りないから、写真に収めて永久保存したいの」
「絶対ダメ。そんなの恥ずかしすぎるから」
「お願いっ!何でもするから撮らせて!」
可愛らしい音楽をバックにペコペコ頭を下げれば、周りのお馬さんに跨っているちびっこ達の視線が突き刺さる。それで少し冷静になった。
小さな子供達の前でバカみたいなお願いしちゃった…恥ずかしい。変な大人だと思われないように、おとなしくしとこう…
そう思って、視線を隣から前に戻した途端。
「なにションボリしてんの?」
「だって…」
「いいよ。写メ撮っても」
「え…?」
隣から小さく聞こえてきたその声に、またすぐに視線を隣に向けた。
「その代わり、俺だけだと恥ずかしいから二人でね」
「いいの?」
「うん。俺も朱里の写メ撮りまくってるから拒否する権利ないしね」
たっくんは少し困ったように笑っていたけれど、携帯を向けるとニコッと優しく微笑んでくれて。
その笑顔に、胸がキューッとなった。
ーーーパシャ…
今日は、思い出がいっぱいだね。