君と生きていた私。
「ねー、最近かっこいい人見つけたんだよね
奏はどー?先輩とは」
千紗はワクワクした顔で聞いてくる
「かっこいい人かぁー。千紗彼氏いないんだ
っけ? 先輩はねー。うん。いつも通り。
お互い寂しさを紛らわす仲よ」
私が呆れ顔で話すと千紗は
「そっかぁー。先輩も奏も複雑よねー。
あ!!!」
バスに乗りかけると、話の途中で千紗は
急に興奮気味になり、指差して
「あの人!!!私が最近かっこいい!って見てる人!!!同じバスだぁ!!ラッキー」
そう言って二人組を指差した。
1人は長身で180後半って感じで
茶髪のイケメンだった。
もう1人は...180後半を際立たせるかのように
小さくて、緑のメッシュの入った子だった。
こっちもまた、顔は悪くない方だった。
「え??どっち??」
私が正直に聞くと
千紗はびっくりしたように
「えー!!背の高いイケメンの方に決まってんじゃーん」
と、バシバシ私の肩を叩いた。
「へーぇ。あ、でも私は小さい方がタイプかも」
そういうとまた千紗はびっくりした顔で
「マジ??奏は小さい方がタイプかぁー」
と、背の高いイケメンを見つめて言った。