恋人未満のこじらせ愛
ネイビーかブラウンか一瞬考えて、石見君の空気を思い浮かべるとブラウンが似合う気がしたので、それを手にしてレジへと向かった。
「プレゼント用ですか?」と聞かれて「はい」と答えると、淡い紫のラッピング袋に入れてくれた。
その包みを抱えて外に出ると、ちょうど石見君が戻ってきているところだった。
「お待たせしました」と小走りで近寄る石見君。
「石見君、これ…」と言って、包みを渡す。
「良さそうなパスケース見つけたんだけど、どうかな?」
受けとると早速、袋を開けている。
そして買ったばかりのパスケースを取り出した。
「すっごくいいですね!ありがとうございます!大切にします!!」
本当に気に入ってくれたみたいで、満面の笑みの石見君。
見ているこっちも、嬉しくなる。
その時……かばんの中がブーブーと震えているのに気付く。
携帯のバイブ機能だ。
誰だ?と思って取り出すと……まさかの智也さんだ。
当然ながら話す気になんてなれなかったので、そのまま拒否してかばんの中に押し込んだ。
「プレゼント用ですか?」と聞かれて「はい」と答えると、淡い紫のラッピング袋に入れてくれた。
その包みを抱えて外に出ると、ちょうど石見君が戻ってきているところだった。
「お待たせしました」と小走りで近寄る石見君。
「石見君、これ…」と言って、包みを渡す。
「良さそうなパスケース見つけたんだけど、どうかな?」
受けとると早速、袋を開けている。
そして買ったばかりのパスケースを取り出した。
「すっごくいいですね!ありがとうございます!大切にします!!」
本当に気に入ってくれたみたいで、満面の笑みの石見君。
見ているこっちも、嬉しくなる。
その時……かばんの中がブーブーと震えているのに気付く。
携帯のバイブ機能だ。
誰だ?と思って取り出すと……まさかの智也さんだ。
当然ながら話す気になんてなれなかったので、そのまま拒否してかばんの中に押し込んだ。