恋人未満のこじらせ愛
結局全ての撮影が終了したのは六時半過ぎ。
撤収して施設の人に挨拶をして……ということをしていると七時になっている。
七時。七時かぁ……。
頑張れば合コンに間に合う、かも?


「お疲れ様でした」
私達三人とデザイン会社の人達は撮影会社の人を見送る。
山のようにあった機材はあっという間に運ばれて行った。さすがの手際の良さである。


「では、我々も帰ります。お疲れ様で…」
「大村さん、飲みに行きましょう!」

課長が帰ろうと挨拶をすると、すかさず南條さんが喰らいつく。

「週末ですから!ね!!行きましょう!」
「南條さん!私も行きます!!」
そう立候補するのはデザイナーの女の子。

「よし、行きましょう奢りますから!」と南條さんはがっつりと課長の肩を持つ。お前ら助けろ…と課長の目が言っている。
が、巻き込まれるのはゴメンである。

「それでは皆さんお疲れ様でした」
石見君がペコリと頭を下げた。
そしてチラッと私を見る。

これは……いける。
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