三途の川のお茶屋さん
返す言葉に詰まった。
どう返していいのか、見当もつかなかった。
「そんな事はない。貴方は巡り巡る生の中で、またいつか夫と巡り合う」
「十夜!」
後ろから聞こえた十夜の声に振り返れば、そこには十夜ともう一人見知らぬ少年がいた。
!!
ちなみに少年は、金髪碧眼に羽背負って、頭に金の輪っかをのっけている。……言わずもがな、これは天使というやつだろう。
三途の川と天使の共演……これは二目と見られるものではない気がする。
「十夜殿の仰る通りです。国や人種が違えど、人の理は変りません。国や人種で経由する道に多少の違いはありますが、死に人は皆まっさらな存在となって新たな生を受けます。そこでまた、出逢えます」
天使の少年が女性の肩をそっと抱き、諭すように語る。