社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
今日の日替わり定食は、なんの運命なのか、チキンステーキとアジフライだった。

俺とのどかは、顔を見合わせて、仲良くチキンステーキを選んだ。

4人がけのテーブルに俺と真下が向かい合って座る。

のどかは、どちら側に座るか迷っているようだった。

俺が口を開く前に、真下が声を掛けた。

「のどかさん、どうぞ。」

は!? のどかさん!?
馴れ馴れしすぎるだろ!!

しかも、のどかは、素直に従おうとする。

だから、俺は、また意地悪な言い方をした。

「佐倉さん、下心満載の真下の隣は危険だから、
こちらへどうぞ。」

表面上は、にこやかな笑みを浮かべながら。

すると、真下が抗議してきた。

だから、言ってやった。

「じゃあ、真下は佐倉さんには全く気がない
という事でいいんだな?」

真下は、口ごもる。

ほら、のどか、分かっただろ?

のどかは俺の隣に座った。

ふっ
俺の勝ちだな。

その後、のどかは、チキンステーキを食べて、

「おいしいですね。」

と横から俺の顔を見て言う。

かわいい〜!!

なのに、見つめ合う俺たちの間に、真下はずかずかと割り込んでくる。
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