社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
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翌朝。

私はぞくっとした感覚で目覚めた。

背中越しに、首筋に吐息が掛かってる。

そうだ。昨日、修ちゃんに添い寝したんだった。

昨日は、向かい合わせて抱きしめられて寝たはずなのに、今朝は背中から抱きしめられてる。

昨日より、距離が近いし、私の肩口に修ちゃんの顔があり、首筋に吐息がかかってて、変な気分になる。

修ちゃんなのに、男を感じてしまう。

腕を上げて、スマホを取り、時刻を確認する。

5時半。

もう少し寝られるかな。


で、気付いた!

私が腕を上げた事で、修ちゃんの手が脇に滑り落ちて、む、胸に当たってる。

しかも、迂闊な事に、つい習慣でお風呂上がりにノーブラ。

これは、まずい。
非常にまずい。

私は、そっと修ちゃんの手を持ち上げて、ベッドを抜け出そうとしたら、そのまま寝ぼけた修ちゃんにしっかりと抱きしめられた。

寝ぼけた修ちゃんに、思いっきり胸を掴まれてる。

と思ったら、モミモミし始めた。

オスって奴は、寝ぼけててもこういう反応はするのか!?
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