大人になった私から子供の頃の私へ
「…」

よく、ドラマとか小説でさ?
《幸せそうに寝てるみたい。》
なんて言うじゃん?

そんなの絶対嘘だと思ってた。
だって死ぬ時ってどんな理由にせよ
苦しんでいるのだから。

なのに棺の中に眠る聖は
笑みを浮かべて眠っていた。


「庄司…痛かったよね…ごめんね。電柱に縛り付けてでも止めておけば良かった。あなたにもっと女の子紹介してあげれればよかった。来年のBBQはどうするの?今年の年越しは?ねぇ…」

ねぇ…喉まで出かかった言葉

ねぇ、庄司起きてよ…
奇跡でも起きない限りそんな事は起きない。
ドッキリであってほしい。
願えば願う程叶わない願い。
もう庄司は戻らない。


「庄司?幸せな人生だった?私はあなたとの思い出忘れないよ…さよならじゃないよ。またね。」

いまの私の精一杯の願い。
さよならは永遠の別れな気がするから
またね。またいつかの願いを込めて。そして私達の中であなたは生きてるの意味を込めてのまたね。
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