フォーチュン ラブ
なんの3番目かわからないまま、あんな占い忘れようとしたり、無かったことにしようとしたり、所詮占いだしって思いながらも、気にしてる。

あーやだやだ!占いなんて行かなきゃよかった。

仕事帰りに桃葉といつもの居酒屋で呑んでいた。
週1でここに来ているかも。実家みたいにいついている。

「あー、渚さん!いつものくださーい。」

「はーい。今日もお疲れ様!」

そう言いながらビールとサラダを持ってきてくれた。40前後の人。昔は波とバイクに乗るのが趣味で、お酒と料理が好きだから、居酒屋をひらいたとか。

今日も桃葉が来るはずだけど、仕事が長引いているのかなーって思いながらも二杯目も頼んだ。

「あれ?今日はひとりですか?」

バイトの子がビールを持ってきながら聞いてきた。彼は源次君。みんな源ちゃんと呼ぶ。たぶん20歳くらい。今どきの若い子って感じがする。

私が16歳の時に、小学生かーって考えてしまうようになった。

「桃葉も来るはずなんだけど、ちょっと遅いよねー」

< 3 / 13 >

この作品をシェア

pagetop