神の子孫





あれから結構歩いた。

⋯⋯家、遠くない??

結構複雑な道でしんどいんですけど。

あ、まがった。

ちょっと急がないと遅れちゃう⋯!

そして、角を曲がった瞬間。

「わっ!!」

顔。

度アップの、顔。

「ぎゃあああーーーーーーーーー!!!」

ここで、意識がとんだ。




「⋯⋯ん⋯?」

「大丈夫か~?」

「あ、えと、その、だ、大丈夫だと思われます⋯⋯。」

噛みすぎだろ、私。

っていうか、

「ここ、どこ⋯ですか?」

「同級生に敬語つかわなくていいのに⋯⋯。あ、ここ、俺達ん家。」

え!?私、いつの間に?なんで?

あ、さっき、驚かされて気絶しちゃったんだっけ⋯⋯。

ってことはストーカーのこと、ばれてる!?

「つ、通報だけはやめてください⋯!はっ!それとももう手遅れ⋯⋯!」

「うん。しちゃった。」

「ああ⋯⋯私の人生⋯。」

「っていうのは嘘♪」

「はい!?」

こ、この人、心臓に悪い⋯⋯!

そういえば私を気絶させたのもこの人だったよね⋯。




< 9 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop