爽やかくんの為せるワザ




「そういやもうすぐクリパだけど、人数結構集まったん?」




ふと沙羅ちゃんは桃ちゃんに視線を移してそう言った。


テストも体育祭も終わって、遂に冬休み目前になった。

今年最後の楽しみはなんてったってクリスマス。




「まあね」


「村本さん家、そんなに来て大丈夫?」


「愛里は『余裕』って言ってた」




す、すごい。

かっこいいな、なんか。




「そうだ、皆プレゼント持ち寄るらしいから交換会しようと思ってるんだよね。
たまサラも軽くでいいから持って来てよ」


「わぁ、楽しそう!もちろん、持ってくね」


「ネタ走る奴いそうだなぁ、カツとか」


「そりゃそうでしょ。まあ皆が引かない物ならなんでもいいよ」


「誰のプレゼントが当たるかはランダムなんだよね?」


「うん、そのつもり。盛り上がるし」


「カツくんのプレゼント当たるといいね」


「……いや、要らないかなぁ」


「おいおい、あからさまに嫌そうな顔してやんな」




私達3人はあははと笑い合う。


ほんとに、桃ちゃんとカツくんが上手くいって良かったなぁ。

もしそうじゃなかったら、こうしてクリスマスを純粋に楽しみにできなかったかもしれないし。


上手くいったからこそ、クリスマスはより楽しくなりそうだし。

カツくんの勇気に乾杯だ。


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