青い鳥
次の日の朝。
今日は朝から大学だ。

まず起きると私はエアコンを付ける。
このアパートは隙間風だらけのおんぼろアパートなのだ。
雪が降った日は凍死するかと思ったくらい。

朝食を食べると顔を洗い、歯を磨いた後は日焼け止めクリームを塗り、髪を適当に櫛でとかしたら、あとはラフなジーンズにこれまたラフなタートルネックのセーターを着ると準備完了。

大体毎日がこのスタイル。
スカートは履かない。
ヒールのある靴も利便性を感じないから歩きやすいスニーカー。

大学の女子達はバッチリメイクをしたり、オシャレをしているが、私には興味がない。

だって魅せたい男なんて居ないから。

私はトートバッグを持ち、靴を履くと、いつも通り電気をつけっぱなしにして家を出た。


「やっほ、律。昨日ずっと連絡待ってたのにしてくれないから会いに来たよ」


アパートの階段を降りた先、アパートの前の歩道がまともにない道路で私に向かって笑顔で手をひらひらさせているのは、昨日プロポーズしてきた同姓同名の変な男。
私は持っていたトートバックを思わず落としそうになる。
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