クールな御曹司の本性は、溺甘オオカミでした
「まるで子どもで、振り回される方はたまらないけど、本人が反省するなら須藤課長はチャンスを与えると思うよ。その時、たぶん阿木に謝りにいけーって感じになるから、そこんとこごめん」
「あ、泉谷さん、もしかしてそのことが言いたくて呼び出した感じですか?気遣い屋ですね~」
優しい泉谷さんは、部下とかつての部下のいざこざを仲介をしてくれるつもりなんだ。
「そんなんじゃないよー。阿木もそうだと思うけど、中間管理職はほんときついわ。正直に言えば部下のプライベートやメンタルまで見切れないよ。しかも秘書課は女子が多いし、俺じゃ気持ちもわかんないよ」
「泉谷さん、昔からすごく思いやりがある先輩ですよ。部下をよく見てくれてる。だから、須藤課長も頼りにしてるんでしょうね。私も見習わないと」
「褒めても奢らないよ。俺、今お金ないし。あ、でも阿木には女心講習会開いてもらおうかなぁ」
「私じゃなくてうちの山根さんとか持田さんとかの方がいい講師ですよ。私、もう女子力枯れ気味で」
「枯れるなよ!」
泉谷さんが笑い、私も笑う。
なんかこういうやりとり久しぶり。泉谷さんがいい人なのも、猫と鉄道が好きでそのあたりにお金をつぎ込んでいて、彼女作る気も余裕もないのも私は知ってる。
私がクールぶってる不器用女なのも、実は気弱なのも泉谷さんは知ってる。
純粋に仕事で繋がった信頼関係っていいよね。定年間際もこうやって泉谷さんと笑ってるイメージがある。そういう仲間がいることは幸運だし、大事にしたい絆だ。
はあ、少し元気が出た。
「あ、泉谷さん、もしかしてそのことが言いたくて呼び出した感じですか?気遣い屋ですね~」
優しい泉谷さんは、部下とかつての部下のいざこざを仲介をしてくれるつもりなんだ。
「そんなんじゃないよー。阿木もそうだと思うけど、中間管理職はほんときついわ。正直に言えば部下のプライベートやメンタルまで見切れないよ。しかも秘書課は女子が多いし、俺じゃ気持ちもわかんないよ」
「泉谷さん、昔からすごく思いやりがある先輩ですよ。部下をよく見てくれてる。だから、須藤課長も頼りにしてるんでしょうね。私も見習わないと」
「褒めても奢らないよ。俺、今お金ないし。あ、でも阿木には女心講習会開いてもらおうかなぁ」
「私じゃなくてうちの山根さんとか持田さんとかの方がいい講師ですよ。私、もう女子力枯れ気味で」
「枯れるなよ!」
泉谷さんが笑い、私も笑う。
なんかこういうやりとり久しぶり。泉谷さんがいい人なのも、猫と鉄道が好きでそのあたりにお金をつぎ込んでいて、彼女作る気も余裕もないのも私は知ってる。
私がクールぶってる不器用女なのも、実は気弱なのも泉谷さんは知ってる。
純粋に仕事で繋がった信頼関係っていいよね。定年間際もこうやって泉谷さんと笑ってるイメージがある。そういう仲間がいることは幸運だし、大事にしたい絆だ。
はあ、少し元気が出た。