Reaper..†
リアムside
「…レイ、寝たよ。」
少し離れたところのベッドで規則正しい寝息を立てるレイ。
「そうか。…じゃあ、行くか。」
…ごめんねレイ、僕達は君に内緒にしていることがあるんだ。
でもね…これは、僕達の問題だからレイを巻き込めない。
そう思って僕達はレイが寝た頃を見計らった。
「チグリジア…か。」
「…エミリー…」
シアンは僕達の幼なじみ。
暑い日も雪が降る日も毎日花を売っていた女の子。
でも今は、その子が……
「…心を殺せ、リアム。」
その子が、この街の脅威になっているのなら。
「わかってる。」
僕達がやるしかないんだ…。
「エミリー、リアム?こんな時間にどうしたの?」
全く気配を感じずにすぐ後ろから聞こえた…シアンの声。
すぐに戦闘態勢に入るエミリーと、未だ心を殺しきれない僕。
「…リアム、さがっていろ。」
足でまといだとわかったのかエミリーはそう言った。