Reaper..†
「どうして、こんなことっ…」
…一瞬だった。
「…すまないシアン。」
エミリーは、シアンの心臓を凍らせた。
「エミ、リー…?」
…でも。
「…愚かな人間だな。」
口から大量の血を吐いたエミリー。
その胸にはシアンの手が…いや、死神特有の鋭くとがった爪が貫通していた。
「エミリー!!」
近づこうと1歩を踏み出すと、すぐ目の前にシアンの顔をした死神が立ちはばかる。
「…どうした?私を倒さないのか?」
わかっているのに…これはもう、シアンじゃないってこと。
でも…
「この顔を…やめろとでも言いたげだな?やめたところで、この女はもうこの世にはいないのに。」
「……め…ろ……」
「あぁ、そう言えばあの時女が売っていたのはチグリジアの花だったか。…手紙に同封したが、受け取ったか?」
「やめ……ろ……」
「皮肉なものだな。チグリジアの花言葉は…「“私を助けて”。」
…あれ、おかしいな。
「レ、イ…」
髪が真っ黒な、レイがいる…。
リアムside end