チャラめ男子と鈍感女子


一呼吸置いてからエミリーは話しはじめた。


その話し声からは緊張が伝わってきて、こっちもドキドキが移ってしまいそう。



『こ、この度一年代表として出場させて頂きました。


槙えみりです!


私みたいなのが特別賞をもらえるなんてビックリしました…


これも、グループの皆さんが素敵な衣装を作ってくれたからこそだと思っています。


えっと...私は。


普段こんな綺麗な服を着たり、長い髪を巻いたり、お化粧をしたりしていません。


見た目は正直地味です。


性格だって、いつもオドオドしていて。


話すとすぐに顔も赤くなるんです。


そんな私だから、ショーに出るのは諦めようかと思った事が何度もありました。


それでも、出ようと決めたのは...


ある人に見てもらいたかったからで...


こんな私でもやれば出来るんだって! ...知ってもらいたくて。』


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