天狐の守護
何処からか落ちてきたそれを掴むと、ビリっと電気が走った。
「痛っ!」
「潤陽、触るな」
今までダラダラとしていた魏扇が勢いよく起き上がり、潤陽の持っていた紙を奪い取る。
「これは天狗の式神か」
魏扇がそう呟いた瞬間、魏扇ではない、別の男の声が響き渡った。
「痛たた…。そんなに強く式神を握らないで!痛てててて!」
痛がるその声は握りしめている魏扇の式神から聞こえてきたものだった。
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