DISTOPIA EMPEROR―絶対王者は破滅を命ず―
「嘘だろ?」
「本当だって。朱獣珠が作用した結果じゃないのかな」
「そんなの、都合よすぎる」
「理仁がチカラを持ってることは、長江さんもわかってたよ。小さいころの理仁を洗脳するようにしてチカラを利用していたことも覚えていた。
ひどいことをしていたっていう自覚はあるみたいだった」
闘いが終わった、っていう直感はあった。
その直感の中身がどうなってるのか、具体的なところが、今ここで初めてわかったわけだ。
さよ子と朱獣珠が言葉を交わしたとき、朱獣珠がこの話を持ち掛けたんだろう。
親父の中から宝珠に関する知識をゴッソリ引き抜くこと。