DISTOPIA EMPEROR―絶対王者は破滅を命ず―
「たぶんそうなんだろうなっていうのはわかってます。特に煥先輩は、髪も肌もファッションも無頓着なほうですし。
でも、男目線の話と女の子のコンプレックスって、次元の違うことなんです」
「うん、それもまあ、おれにもわかるよ。姉貴に鍛えられてるしね」
「リアさんは完璧で美女で大人で、わたしとはレベルが違うっていうか。あの海牙さんがまいっちゃうくらいの人だから」
「らぶらぶなんだよねー、あの二人。爆発すりゃいいのに」
「鈴蘭とリアさんのこと考えたら、何でわたしだけーって泣きたくなって。わたし、こんなんじゃ、鈴蘭にもリアさんにも会えない」
「劣等感、覚えちゃってる? 恋がうまくいったかどうかで優劣つけてもしょうがないって思うんだけどな、おれは」