俺が好きって認めれば?【完】
綺麗な二重の瞳に、通った鼻筋。


白い陶器のような肌に薄い唇。





容姿端麗という言葉がピッタリ当てはまる。





そこらへんのモデルなんかより、全然整っていると頷ける。





「それじゃ、私はこれで」





冷静に分析を終え、踵を返した。





書類も渡せたし、もう用事はないもんね。





しかしその瞬間、恭哉君の手が私の腕を掴む。





「えっ?なにっ!?」





掴まれた腕に目を見張る。





「家、上がってくだろ?」





「……ん?」





目をパチパチとさせ、恭哉君を見上げた。
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