俺が好きって認めれば?【完】
そう言って、私の頭の上にポンッと何かを置いた。





「えっ?な、なにっ?」





頭の上に置かれたものに手を伸ばす。





あっこれ…!


昨日無くしたと思ってたハンカチだ!





どこに落としたんだろうって、探してたんだけど…


まさか、恭哉君が拾ってくれてたの?





「こっ、これどうしたの?」





「昨日可愛くない女が教室に落としてたから、拾ってやったんだよ」





そう言って恭哉君はペロッと舌を出す。





「そうだったんだ」





このハンカチお気に入りだったから、無くしたと思ってショック受けてたんだよね。
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