俺が好きって認めれば?【完】
でもよかった~


まさか教室で落としてたなんて。





きっと掃除してる時に、ポケットから落ちたんだね。





その時、ピンッと頭の中で謎が解ける音が聞こえた。





…もしかして、私の席に座ってたのって、これを届けるため?


だから、私の席で私が来るのを待っていたのかな?





「恭哉君っ」


「あ?」


「届けてくれてありがとね!意外と優しいんだね?」





そう言って、笑みを零した。





「意外とは余計だわ」


「いたっ!で、デコピンしなくてもいいじゃん!」
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