Silver Night-シルバーナイト-

まるでよく分からない道を歩いているみたいに…


暗がりに一人立たずんでいるみたいに…



あの時の私はそんな毎日を過ごしていた。



馬鹿みたいに勉強をして、馬鹿みたいに良い子でいないと駄目だと思っていた。


好きな事もやりたい事も…そんな希望すら持つ事なんか出来なくて。


ただ、息をして生きているだけの

そんな毎日だったように思う。



間宮に戻る事で、きっと今の私の生活はまた180度変わる。


どう変わるのかは…想像もできない。



昔のように戻ってしまうのか、それともそうでは無いのか。


怖い、あの門を潜るのが怖い。


そう思わずにはいられない…



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