【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
「でも、人の事ばかりじゃなくて、きちんと自分の事もしてくださいね。すぐに食事も忘れるんだから……」
ついお節介にもにた言葉に、私は慌てて言葉を止めた。
「じゃあさ、羽田が俺の食事の管理してよ。お前、俺のアシスタントだし」
「はあ!!え?そんなの無理でしょ?」
「いや、決まりな。これも仕事。俺の事をサポートするのが仕事なんだからきちんと面倒みろよ?」
嬉しそうに、少し面白そうにいう部長をキッっと睨みつけた。
何を考えてるのよ?
そんなの"大切な人”にお願いしてよ。
そう思うと同時に、また仕事でもこの人の役に立てることが少しだけ嬉しかった。
追い打ちのように「仕事だからな」そう言われて私は小声で「わかりました」と返事をしていた。