【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら


「まだまだ、これから私のレパートリーに驚くんだから」

ビシッと言った後、ふふっと笑う沙耶に、俺はたまらず食事中にもかかわらず立ち上がる。
そして、目の前の沙耶に手を伸ばせば、彼女は素直に俺の中に身を任せてくれる。

「お行儀が悪いですよ?」

そう言いながらも、ギュッと俺の背中を抱きしめてくれる。

俺が一番後悔していることを、誰よりもわかっていてくれる。

だからこそ、絶対にこれからも幸せにしていく。

俺はそう誓った。

「出かけようか」

抱きしめながら言った俺に、沙耶は少し考えた後、「家でゆっくりでもいいよ?」と
少し恥ずかしそうに言った。

その姿が、とてつもなく可愛い。
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