【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら

確かに話をする必要が"私”にはあったのかもしれない。
きちんとケジメをつける為にも。

でも、今更手遅れだ。

今更、自己満足のように部長に話すことなど、大切な人がいる今、ただ迷惑なだけだという事はわかっている。

前に進めなかったのは、まだきちんと自分の中で終わりにできていなかったから。

だからこんなにも今でもあの人の言葉に振り回された……。

その事に気づき、自分の中でストンと今の感情が腑に落ちた気がした。

水田先輩にも、他の人にももっと目を向けるべきなのかもしれない。
過去を忘れる為にも。

そう思いながら私は眠りについた。


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