君と永遠に続く恋をしよう
平野さんは青ざめた顔をしていた。
自分がしたことで私に嫌われたと感じてるみたいで、それを見ると更に追い討ちをかける様な言葉も言い出せず……。



「…………」


何も言わずに走り出して逃げた。
バス停にやってきたバスの行き先も見ずに飛び乗り、とにかく平野さんから遠ざかった。



(あんな風に兄さんのことを思ってたの?仲のいい友人だと思って信じてたのに)


確かに兄は時々人が良過ぎると言って、平野さんのことを困った奴だとは言ってた。

だけど、それがあいつの一番いい所だから…と笑って、親しみ易いから外回りをずっとさせられてるんだろう、と言ってたのに__。


(あんな風に話してもなかったのに。それは平野さんには伝わってなかったの!?)


自分が兄でもないのに悔しく感じて、無性に泣きそうな気分に襲われた。
何も考えたくないと思いながらバスに揺られて、気づくと知らない場所に辿り着いてた。



(此処……どこ?)


終点で降りると高台にあるコンビニの駐車場だった。
そこがロータリーになってるらしく、バスは向きを変えると出発時間まで停まってる。

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