君と永遠に続く恋をしよう
それに乗って直ぐに戻ると間抜けみたい。
だから、仕様がなくコンビニの中に入り、トイレのドアを開けて閉じ籠った。

用もなく便座に座り、ぎゅっと自分を抱き締める。


(怖かった…)


あんな風に怖い平野さんを見たのも初めてだ。
彼は今頃、私に想いを伝えたことを満足しているんだろうか。


(ううん、きっと…後悔してるよね…)


あんな言い方しかできなかった自分を反省してると思いたい。
焦って行動して、馬鹿だったと思ってて欲しい。

多分それくらいずっと、私のことを想い続けてきたんだろう…とは考えれるんだけど。


(でも、亡くなった人のことを悪く言うのは許せない。だって、兄さんにはもう何も言い返したり、弁解したりも出来ないんだから)


そう思うとまた悔しくなって涙が落ちる。
少し泣いてからトイレの個室を出るとコンビニで味付きの水を買い、外へ出た。



「どうしよう。これから」


空を見上げて呟く。
真っ直ぐ家にも帰りたくもないな…と思い、兄さん…と小さな声で呼んでみた。


目を閉じると兄が残念そうに微笑んでる様な気がして、寂しくなって目を開けた。


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