君と永遠に続く恋をしよう
俺はそれがずっと納得いかなかった。…でも、賢也の目が届く限り、あいつが俺を君の相手に選ぶ筈がないと思って、いい加減諦めようとしてたんだ。

だけど、あの事故で亡くなっただろ。それまでずっと我慢してたものが溢れ返ってしまって、そこにあの人まで現れたもんだから、早くしないと持って行かれると思った」


結果、今日みたいなことになった。
賢也のことを足枷なんて言い方をして悪かった…と、平野さんはショボくれて肩を落とす。


「本当は今夜も顔を見せに来れる立場じゃないんだけど、嫌なことを持ち越したままでいるのは嫌でさ。それに、この家にももう来れなくなるのも寂しいから」


何処までも自己都合でごめん、と頭を下げ、本当に反省してる…と項垂れた。


「平野さん…」


本当に呆れるくらいいい人。
こんな彼だからこそ、兄は困った奴だと言いながらも、友達としてずっと大事にしてたんだ。


「……あのね、一つだけ言ってもいい?兄さんは、平野さんのことをいつも褒めてたよ。
仕事についても人当たりが良くて親しみ易いから、外回りをさせられてるんだろうって話してた。
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