君と永遠に続く恋をしよう
「俺はてっきりその話はもういいのかと思ってたよ。食事中にも訊いてこないし、どうでも良くなったのかと思ってた」


自分の部屋に来ただけで満足したのかと勘違いしてた、と笑う相手に向かい、自惚れるのもいい加減にして、と食い下がる。


「私はずっと、いつ言おうかと思ってたのよ。だけど、食事しながら訊く内容でもないし、食べてる間は味わいたいと思ったし」


エビを……と考えて苦笑い。
とにかくやっと落ち着いてきたんだから、ちゃんと真面目に答えてよね…と願い、さっきと同じ質問を繰り返した。


「桜庭さんはどうして私に会いに来たの!?兄さんに私を勧められたから!?それとも、明日香さんと私達家族との仲介をしたい為!?」


どちらが優先!?と再び気になってくる。
彼の思いが知りたくて、身を乗り出すようにして見つめてしまった。


「参ったな」


桜庭さんは呟き、コーヒーを手にしたままソファへと移動する。私は慌てて彼の後ろを追いかけ、座ったソファの向かい側に腰を下ろした。


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