君と永遠に続く恋をしよう
それなら知ってても当たり前かと考え、なんだそうか…と残念そうに思いながらも納得した。


「……あの、私、桜庭さんにお話があるんです」


早いとこ済ませてしまおうと思い直して声を発する。
彼は手を拭いてたお絞りをテーブルに置き、私の方へ目を向けた。


「何?」


たった一言聞き返してくるだけなのにドキッとする。
彼がイケメンで素敵だからか、変に意識して仕様がない。


「あの…さっき、角川さんに言った言葉なんですけど、私、貴方とは別に恋人になったつもりもありませんし、お付き合いをする気にもなれませんから」


冗談ならやめて下さいと願い、いくら亡くなった兄が勧めたからと言っても、間に受けないで欲しいと頼んだ。


「私よりも他にもっといい人がいると思うんです。桜庭さんは素敵だから、もっと美人でスタイルが良くて、誰もが振り返るような女性の方がお似合いです」


私はどう見ても十人並みです…と、そこまでは口にしなくても分かってもらえる筈だと考えた。


「そう?」


言い返すと、自分では別にそうとは思わないと断言した。


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