君と永遠に続く恋をしよう
例えば、相手の男がパチンコに依存してるのを知らず、ついお金を貸してあげたり、他に女性がいるのに隠されて、二股を掛けられたりしてただろ」


(ひぇーっ)


兄さんてば何てことをこの人に話してるんだ。
私がいくら泣いて愚痴ったからって、そこまで他人に話さなくてもいいじゃない。


「聞く度に哀れな妹だなと同情したよ。そういうのを救ってやる男はいないのかな…と考えたりもした」


そう言う彼に目を向け、それって何!?とムカついた。


「私、誰かに救済して欲しいとか、そんなの考えたことありませんから」


早口でそう喋ると、彼の視線が私を捉える。
その力強い瞳に一瞬だけ怯み、でも、怒りが抑えきれなくて続けた。


「兄は私を見て、確かに愚かで仕様がない妹だと思ったのかもしれないけど、私は自分の彼氏だと思う人には良くしてやりたかったし、馬鹿だと思われても、疑いたくはなかった。
それに何より、やっぱり相手のことが好きだったから……」


だから、いいように扱われても騙されても、付き合ってる時だけは幸せな気分でいたかった。

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