君と永遠に続く恋をしよう
それは確かに楽しそうでいいな…と思いながら聞けるんだけど、昨夜の様に、もっと…とは、なかなか思えずに戸惑った。


(どうしてなんだろ。同じ兄さんとの思い出話なのに)


桜庭さんの方が話し方が上手なのかな…と思い、少し反省。
心の何処かで平野さんと彼とを比較してるように思えてきて、駄目じゃない、と自分を叱責して口ごもった。


「何だ?考え事か?」


些細な変化に気付いたらしい平野さんに訊かれ、ギクッとしつつも「うん、あの」と唇を開く。


「さっき、話があるって言ってたでしょ。何かなぁ…と思ってたんだ」


咄嗟に誤魔化して訊ねると、今度は平野さんが口ごもる。


「……いや、あの…此処では何だから…」


車に行こうと言われて席を立つ彼を見つめながら、何事?と少し不安になる。


(結婚でもするとか言うのかな)


だったら賛成するんだけど…と思いを巡らせながら後を追い、車の助手席に座ると同時に平野さんがこう言った。



「俺と付き合わないか?」


「えっ」


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