MちゃんとS上司の恋模様





 私を抱き上げたまま、リビングの隣にある部屋へと入っていく。
 そこには大きなベッドが鎮座しており、緊張のあまり唾をゴクリと飲み込んだ。

 そのまま私はベッドに下ろされ、すかさず須賀主任に覆い被さられてしまった。

「真琴を可愛がるのも、俺の仕事」
「仕事なんですか?」
「誰にも渡せない、大事な大事な仕事だ」
「っ!」

 言葉をなくして顔を真っ赤にさせた私に、須賀主任は真剣な目をして言う。

「真琴に触れていいのは、俺だけだ」
「須賀主任」

 そうだろう、真琴。そう耳元で甘く囁かれ、私は小さく頷いた。

「須賀主任だけに、許します」

 恥ずかしさを誤魔化すようにそっけなく言うと、須賀主任は目尻いっぱい皺を寄せた。

「可愛いな、真琴は」
「えっと、その……キャラ変わっていません?」

 仕事場での鬼軍曹ぶりはどこへやら。甘い、甘すぎる気がする。

 確かに私を弄って遊ぶところはSっ気があると思うが、それでも須賀主任を取り巻いている空気が違うのだ。甘い、とにかく甘い。
 狼狽える私に、須賀主任は甘ったるい笑みを浮かべる。

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