不器用な彼女
幸せな時間

遂に甘い夜

社長のキスには毒があるの?
キスだけでフワフワしてきた。

「…詩織」

初めて名前で呼ばれる。
ただそれだけで胸が更にキュンとする。


唇から首筋に、首筋から鎖骨にと社長の唇は降りていく。
詩織の着ていた服はいつの間にか脱がされている。これは社長のイリュージョン? 気付いたら残すところ下着一枚だ。


「待って!」

「今度は何?!」

「お風呂!」

「そんなもん後!」

社長の手が背中のホックを外すとプルンと形の良い胸が現れる。

「ヤバイわ、コレ」

「えっ?私の変ですか?」

「凄く…綺麗だし…意外とデカイ」

社長は「ハァー」と息を吐くと身体がピッタリ添うように詩織をギュッと抱きしめる。
詩織のお腹には硬く熱いモノが押し付けられていた。

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