不器用な彼女
《椎名side》
(なーんでコイツとラーメン食ってんだろ)
自分のラーメンは既に食べ終わり、隣の席でラーメンをすする茉由が食べ終わるのを待っている。
怒りと勢いで茉由一緒にゴハンを食べる事になり、いつも昼に利用する中華屋で済ますことにする。
「社長…何でラーメン…」
「俺、中華好き。ここのラーメン美味いだろ?」
「…確かに美味しいですけど…」
お洒落なレストランを期待していただろう“坂上さん”は見るからに不機嫌そうに口を尖らせている。
「私の事“茉由”って呼んでください」
そう言われた辺りから、自分に気がある事は分かっていた。「その必要はない」と名前で呼ぶことは拒否した。
「先輩の事は“詩織”って呼ぶのに?」と詰め寄られても「付き合いの長さも信頼の度合いも違うんだ」と一刀両断。
それでもしつこく色目を使ってくるのを迷惑と思いつつも、でもカツミの紹介ってのもあり変な態度は取れないと対応を模索中だ。
それに、“坂上さん”の行動を見て歯を食いしばる詩織を見るのが楽しいと感じていた。
あれはヤキモチを必死に隠してる顔。普段から「好き」と言わず、自分から甘えて来ない詩織のその顔を見ると『俺って愛されてる?』と嬉しくなり、また、その顔が可愛くて仕方がない。
まるで小学生のいじめっ子男子のようだ。
詩織と佐原は元々知り合いで過去に付き合っていたと知った。そんな偶然も運命的な気がして面白くない。
詩織が佐原と再会した日の夜、詩織の部屋に行きいつも通り可愛がって愛し合って満たされた時間を過ごしたのに、詩織から一言も佐原の話は無かった。
それだけでも面白くないのに、しどろもどろの詩織の態度に加え、佐原の挑発的な態度に腹を立て、思ってもない事を口にしてしまった。
今、後悔の真っ只中だ。
(なーんでコイツとラーメン食ってんだろ)
自分のラーメンは既に食べ終わり、隣の席でラーメンをすする茉由が食べ終わるのを待っている。
怒りと勢いで茉由一緒にゴハンを食べる事になり、いつも昼に利用する中華屋で済ますことにする。
「社長…何でラーメン…」
「俺、中華好き。ここのラーメン美味いだろ?」
「…確かに美味しいですけど…」
お洒落なレストランを期待していただろう“坂上さん”は見るからに不機嫌そうに口を尖らせている。
「私の事“茉由”って呼んでください」
そう言われた辺りから、自分に気がある事は分かっていた。「その必要はない」と名前で呼ぶことは拒否した。
「先輩の事は“詩織”って呼ぶのに?」と詰め寄られても「付き合いの長さも信頼の度合いも違うんだ」と一刀両断。
それでもしつこく色目を使ってくるのを迷惑と思いつつも、でもカツミの紹介ってのもあり変な態度は取れないと対応を模索中だ。
それに、“坂上さん”の行動を見て歯を食いしばる詩織を見るのが楽しいと感じていた。
あれはヤキモチを必死に隠してる顔。普段から「好き」と言わず、自分から甘えて来ない詩織のその顔を見ると『俺って愛されてる?』と嬉しくなり、また、その顔が可愛くて仕方がない。
まるで小学生のいじめっ子男子のようだ。
詩織と佐原は元々知り合いで過去に付き合っていたと知った。そんな偶然も運命的な気がして面白くない。
詩織が佐原と再会した日の夜、詩織の部屋に行きいつも通り可愛がって愛し合って満たされた時間を過ごしたのに、詩織から一言も佐原の話は無かった。
それだけでも面白くないのに、しどろもどろの詩織の態度に加え、佐原の挑発的な態度に腹を立て、思ってもない事を口にしてしまった。
今、後悔の真っ只中だ。