不器用な彼女
「お互い好きなはずなのに、デートすらしないとか…私にはわかりませんけど?」

「尚美やめてよ!」

「詩織が不安なの、少しは考えて貰って良いですかね?

…先に帰る!失礼しました!」

尚美は席を立つと引き戸に向かう。



「ちょっと尚美!待って!」

爆弾だけ投下して逃げようなんて困る! やめてくれー!!!!


「山城さん!」

詩織よりも大きい声で社長は尚美を呼び止める。

「なんですか?」



キッと目を釣り上げた尚美は喧嘩上等の姿勢だ。
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