不器用な彼女
「挙動不審だな、お前。俺と二人になるの…怖いか?」

「怖くないです!…緊張しちゃって…」

「触れようとすると逃げるし、触れないとへそ曲げるし……お前、面倒臭いな。

ほれ、こっち来いよ」

社長はそう言って隣に座るようにソファーをポンポンと叩く。

“面倒臭い”って…昔の彼にも言われたっけ。そして知らぬ間に別れてたっけ。
そんな事を思い出したら…いつか社長にも捨てられてしまうんじゃないかと不安になる。。。







「お前が来ないなら、俺から行く事にする」



社長は立ち上がると詩織を強く抱きしめた。

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